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Parts catalogue
重要
本セクション内で参照番号が太字で記載されている部品は、この分解図の部品と同一部品である事を示します。太字の参照番号の部品は、本文中の図には記載されていません。
クラッチユニット
クラッチはドライブユニットにより切り離されます。ドライブユニットはジェネレーターカバーに接続しており、サポート内部で動作するスラストピストン(C)を備えています。 このピストン(C)はプライマリーギアボックスシャフトに取り付けられたプッシュロッド(B)を押し、クラッチプレートパック(8)端部にあるプレッシャープレート(12)を作動させます。
動きは専用クッシュドライブラバー(6)を介して、ドラム(10)からプライマリーギアボックスシャフトへ伝わります。このラバーはクラッチの締結をスムーズに行い、関連するトランスミッションユニットへのショックを緩衝します。
トランスミッションユニットにはドライブ/ドリブンディスクで構成されたディスクパック(9)、ドリブンディスクはギアチェンジプライマリーシャフトに接合されているドラム(12)を離します。
クラッチ構成部品の点検作業を行なう前に、まずクラッチシステムの作動不具合の有無を点検してください。
以下に、考えられるクラッチの不具合原因を示します。
 
クラッチの切断不良の原因としては、以下が考えられます。
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クラッチ滑りの原因としては、以下が考えられます。
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クラッチノイズの原因としては、以下が考えられます。
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クラッチの取り外し
注記
説明を分かりやすくするために、図はフレームから取り外された状態のエンジンを示しています。
 
クラッチ点検カバー(22)固定スクリュー4本(23)、2本(24)を緩めます。
カバーと防音ガスケット(21)を取り外します。
固定スクリュー(4)をゆるめて、スプリングキャップ(2)およびクラッチスプリング(1)を取り外します。
プレッシャープレート(12)を取り外します。
適切なドリフトおよびプラスチックハンマーを使用し、クラッチプッシュロッドピン(3)およびOリング(17)を取り外します。
適切なドリフトを使用して、プレッシャープレート(12)内側にあるベアリング(14)を取り外します。
参考
取り外したベアリングは再使用せず、交換します。
クラッチプレート(8)を引き抜きます。
抜き取る際に、それぞれのクラッチプレートの取り付けの順序を保つ事が重要で、必要であれば、結んだ状態で保管します。
スペシャルツール(部品番号:88713.2133)を使用してクラッチドラム(10)を固定し、固定ナット(18)を緩めます。
安全ワッシャー(5)、ブッシュ(20)、固定ワッシャー(9)を抜き取ります。
ドラム(10)をクッシュドライブと一緒にシャフトから引き抜きます。
クッシュドライブラバー(6)を交換する時は、ドリフトを使用し、クッシュドライブラバーハブ(7)をクラッチドラム(10)から押し出し、ラバーを取り出しやすくします。
内側にあるOリング(15)を失くさないように気を付けながらスペーサー(16)を抜き取ります。
 
Oリングの状態を目視点検し、必要であれば交換します。
スクリュー(11)を緩めている間にクラッチハウジングが回転しないように、ツール(部品番号:88713.1805)を取り付けます。
注記
クラッチカバー部品の整備が必要でない場合は、これらの作業を省略し、クラッチハウジングアッセンブリーおよびプライマリードライブギアをクラッチカバーに取り付けたままにしておきます。
 
クラッチハウジングをプライマリードライブギアに固定している8本のスクリュー(11)をゆるめます。
クラッチハウジングを抜き取ります。
ユニット部品の点検とオーバーホール
クラッチハウジングとドライブプレート間のクリアランス
ドライブプレート(A)をクラッチハウジング(B)に挿入し、フィラーゲージを使用してクリアランス(S)を測定します。
クリアランス「S」が0.6 mmを超えないことを確認します。
この値を超えた場合は、プレートを交換し、必要であればクラッチハウジングも交換します。
クラッチプレートのオーバーホール
クラッチプレートに過熱による黒ずみ、溝、変形がないことを確認します。
ドライブプレート(摩擦材付きプレート)の厚さを測定します。厚さが2.6 mm以上あることを確認します。
重要
クラッチプレートパック全体の厚さは46.1 mm以上でなければなりません。
 
プレートを平面に置き、フィラーゲージを使用して変形量を測定します。
最大変形量:0.2 mm
プレッシャープレートのオーバーホール
ベアリングの状態を点検します。遊びが過多の場合はベアリングを交換します。
パック上部のドリブンプレートとの接触面を点検し、著しい傷がある場合は表面を磨きます(ヘッド接触面の手順を参照)。
スプリングガイドキャップの状態を点検し、オーバーホールのたびにスプリング固定キャップを交換します。
プレッシャープレートスプリングのオーバーホール
圧縮されていない状態のスプリング(3)の長さ(L):
最小値:41 mm
この規定値より短い場合、スプリングを交換します。
クラッチの組み立て
クラッチハウジングをプライマリードライブギアに取り付けます。
8本の固定スクリュー(11)のスレッドにネジロック剤を塗布し、ギアの所定の穴に差し込みます。
重要
クラッチハウジング固定スクリューは新品を使用します。
 
固定スクリュー(11)を対角線状に規定トルクで締め付けます(セクションC3、エンジン締め付けトルク一覧表) 。
スペーサー(16)を潤滑したOリング(15)と共にプライマリーシャフトに取り付けます。 Oリングがエンジンの方を向くように取り付けます。
クラッチドラム(10)をクッシュドライブと共にプライマリーシャフトに取り付けます。
以下の部品をプライマリーシャフト端部に取り付けます。
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ツール(部品番号:88713.2133)を使用してクラッチドラムを固定し、ナットを規定トルクで締め付けます(セクションC3、エンジン締め付けトルク一覧表) 。
クラッチプレート(8)セットを以下の順で取り付けます(図参照)。
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1枚のスプリングプレート(L):1.5 mm、位置は断面図を参照します。
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コントロールピン(3)をプレッシャープレート(12)ベアリング(14)に挿入します。
ドラムピン端のマークがプレッシャープレート穴の端部のマークと合うようにプレッシャープレート(12)を取り付けます。
スプリング(1)およびキャップ(2)を各穴に取り付け、エンジンオイルで潤滑した固定スクリュー(4)を取り付けます。
対角線状にスクリュー(4)を規定トルクで締め付けます(セクションC3、エンジン締め付けトルク一覧表)。
ガスケット(21)およびクラッチ点検カバー(22)を取り付け、固定スクリュー(24)(23)を規定トルクで締め付け、固定します(セクションC3、エンジン締め付けトルク一覧表) 。
 
 
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