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構成部品の点検
故障時は、インジケーターシステムの内部接点続すべての作動状況下で点検します。 そのためには、主要配線からスイッチコネクターを切り離します(セクションP1、フレーム上の配線)。
スイッチのテストは、アナログまたはデジタルマルチメーターで行います(セクションP9、テスター)。
注記
この作業は“DDS”テスターを使用する事もできます(セクションD5、診断ツールDDS)。
左側スイッチの点検
左側スイッチを取り外すには、スクリュー(1)をゆるめ、エレクトリカルシステムから切り離します。
下に記されたケーブルの色は、スイッチから出ているケーブルの色で、メインエレクトリカルシステムのケーブルの色ではありません。
警告HORNボタン (Claxon)
マルチメーターの電極に黒/白と黒/黄色のケーブルをつなぎ、 HORNボタンを押した時の電流をチェックします(セクションP9、テスター、マルチメーター機能参照)。 HORNボタンを押した状態では、メーター上の抵抗値はゼロでなければなりません。ビープ音の機能が付いている場合は、継続して鳴ります。 HORNボタンを押していない状態では、抵抗値は無限(ボタン内部の接点がオープンになっているので、継続性が無い)を示し、ビープ音はしません。 これらの状態が確認されない場合にはスイッチを交換する必要があります。
ターンインジケータースイッチ
ターンインジケータースイッチから出ているオレンジと緑のケーブルをマルチメーターにつなぎ、右側ターンインジケーターを作動させて連続性を点検します (セクションP9、テスター、マルチメーター機能参照)。 グレーとオレンジのケーブルにつなぎ、左ターンインジケータースイッチにも同じ作業を繰り返します。 上記のケーブルの色はスイッチから出ているケーブルの色で、メインエレクトリカルシステムのケーブルの色ではありません。
ハイ/ロービーム(DIMMER)
以下の配線につなぎ、点検作業を同様に行います。
ロービーム (LO)
(青/黄色、赤/黒)
ハイビーム (HI)
(青/黄色、赤/黄色)
パッシングランプ(PASSING)
(赤/黒、茶色)配線間の連続性を点検します。
 
スクリュー(1)を規定トルクで締め付け、左側スイッチを取り付けます(セクションC3、フレーム締め付けトルク一覧表)。
右側スイッチの点検
右側スイッチを取り外すには、スクリュー(1)をゆるめ、コネクターを開き、電気システムから切り離します。
下に記されたケーブルの色は、スイッチから出ているケーブルの色で、メインエレクトリカルシステムのケーブルの色ではありません。
エンジンストップスイッチ
マルチメーターで赤/黒と赤/白のケーブル間の連続性を点検します (セクションP9、テスターマルチメーター機能参照)。 スイッチが runの時、2本のケーブル間には連続性がなければなりません。 スイッチがoffの時は、 2本のケーブル間には連続性があってはいけません。
そうでない場合にはengine stopスイッチは正常に機能していませんので、交換する必要があります。 下に記されたケーブルの色はスイッチから出ているケーブルの色で、メインエレクトリカルシステムのケーブルの色ではありません。
スタータースイッチ
エンジンストップと同じ要領で、スタータースイッチを押し、青/白と黒のケーブルをチェックします(セクションP9、テスターマルチメーター機能参照)。 連続性が良好でない場合、スタータースイッチは機能しませんので、交換して下さい。 下に記されたケーブルの色はスイッチから出ているケーブルの色で、メインエレクトリカルシステムのケーブルの色ではありません。
スクリュー(1)を規定トルクで締め付け、右側スイッチを取り付けます(セクションC3、フレーム締め付けトルク一覧表)。
フロント/リアストップランプスイッチ、ニュートラルランプスイッチ、オイルプレッシャースイッチ、クラッチスイッチの点検
ストップスイッチ
フロント(1)、リア(2)STOPスイッチがフロント、リアブレーキを引いた時にそれぞれのスイッチの電極間に電流の連続性(ポジションA)があるか、マルチメーターで点検します (セクションP9、テスター、マルチメーター機能参照)。 ブレーキを離した時には、それぞれのスイッチの電極間に、連続性があってはなりません(ポジションB)。 これらが確認されない場合には、部品を交換して下さい。
ニュートラル警告灯
ニュートラルランプスイッチ(3)の点検は下記に従ってください:
パネル上のニュートラルランプが点灯しない場合:
ニュートラルスイッチに取り付けられている端子を切り離します。 キーをONにし、パネルを点けた時点でスイッチが点くか点検します。 スイッチが点灯した場合は、交換する必要があります。 点かなかった場合は、キーをOFFにして、マルチメーターでニュートラルランプスイッチとエンジンコントロールユニット間のチェックをします。
 
パネル上のニュートラルランプ消灯しない場合:
キーをONにしてパネルを点灯し、ニュートラルスイッチに取り付けられた端子を切り離します。 ニュートラルスイッチが消灯した場合は、交換する必要があります。 点灯したままの場合は、キーをOFFにして、マルチメーターでニュートラルスイッチとエンジンコントロールユニット間の継続性を点検します。
オイルプレッシャーセンサー
オイルプレッシャーセンサー(4)を点検するには、下記に従ってください:
DDSテスターを使用して、エンジンの潤滑回路内の圧力が規定値かを点検します(セクションD5、エンジンオイルプレッシャーの点検)。
エンジンオイル圧が規定値内でない場合には、潤滑回路の構成部品を点検し、必要な修理を行ってください。
エンジンオイルプレッシャーが規定値内の場合、インストルメントパネル上の「エンジンオイルプレッシャLow」ランプは点灯しません。キーをONにし、エンジンを始動させない状態を保ちプレッシャーセンサーから電極を外し、アースにつなぎます。 警告灯が点灯した場合、センサーは正常に機能していませんので交換します。 ランプが点かなかった場合、マルチメーターでセンサーをインストルメントパネルのランプにつないでいる回路を点検します(このテストは、キーOFFで、パネルが消えている状態で行います)。
エンジンオイルプレッシャーが規定値内で、インストルメントパネル上の「エンジンオイルプレッシャーLow」ランプが点灯している場合は。キーをONにし、エンジンを始動させ、プレッシャーセンサーから電極を外します。 ランプが消灯した場合、センサーは正常に機能していません。 ランプが消えない場合、マルチメーターでセンサーをダッシュボードのランプにつないでいる回路がアースしていないか点検します(このテストは、キーOFFで、パネルが消えている状態で行います)。
クラッチスイッチ
クラッチスイッチ(5)でもSTOPスイッチと同じ作業を行ってください(本章はじめを参照)。
電球の交換
リアターンインジケーターランプ電球の交換
リアターンインジケーターランプ電球の交換は、スクリュー(1)を緩め、カバー(2)を取り外して行います。
電球(3)はバイヨネットベースタイプなので、取り外すには押しながら反時計回りに回します。 溶断した電球を同格の新しい電球と交換し、カチッと音がするまで押しながら時計方向に回します。
カバー(2)を取り付け、固定スクリュー(1)で固定します。
フロントターンインジケーターの交換
フロントターンインジケーター(1)はハンドガードユニットに内蔵されています(セクションE1、ハンドガード - リアビューミラーの取り外し)。機能しない場合はミラー/インジケーターユニット一式を交換します。